
金運神社へお参りを果たし、さて、帰ろうかとも思ったのですが渋滞嫌いの主人が「もう少し回ってもいいよ」と言い出してくれたので、パワースポットと言われている船津胎内樹型社に行くことにしました。
船津胎内樹型は折り重なって倒れた大木を溶岩が取り囲み固まり、大木が燃えたことで空洞ができたものです。約1,000年前の溶岩流によって作られました。延長約20mで「母の胎内」と呼ばれる通路と約15mの「父の胎内」と呼ばれる空洞があり全体の長さは70mです。
人の胎内に似ていると言うことから名称がついているんですね。
船津胎内樹型はパワースポット
無戸室浅間神社(胎内神社)
船津胎内樹型社は河口湖フィールドセンター内にあります。
私たちが到着したときは他の観光客は誰もいませんでした。穴場です。
でも、パワースポットとしては、かなり感じる物がありました。
詳しい説明はこちらでもしています。(富士山に行くなら神秘的な洞窟のここがおすすめ!パワースポットもあるよ)
フィールドセンター内の受付窓口で拝観料を払うと、船津胎内樹型社の説明がのっているチラシをもらえます。そして胎内樹型社内部の様子を詳しく説明してくれました。
ここは、洞窟の入り口が無戸室浅間神社(胎内神社)の中にあります。かなり不思議な感じがして、ちょっとドキドキ。参拝する所にぽっかりと小さめの穴があいていてそこから中へ入ります。
まずは、お参りをして、入ります。はいってすぐの場所は、壁の部分が人の肋骨部分に似ています。
通常の部分は溶岩らしくごつごつしているのに、この部分は触るとつるつるしていてまさに肋骨のようです。ま、本物の肋骨を見ても触ってもいませんが(笑 不思議でした。
足下は水が染み出して濡れているし、通路も狭いので手をつくことも多いので、汚れることはちょっと覚悟していた方がいいです。途中まで進むと枝分かれしている通路が現れます。こちらは「母の胎内」と呼ばれる一番のパワースポットです。
「母の胎内」は安産、子宝の御利益
ここに行きつくには、かなりせまい通路を通り抜けなければいけません。
私は身長155㎝、主人が170cmでなんとか通れましたが、大きい人は、かなり厳しいかもしれません。
ウサギ跳びのような体制に成り、手をついて20mほどすすみます。そしてそこを抜けるとちょっとした空間があり富士山の守り神「このはなさくやひめのみこと」をお祀りしてあります。
この空間は「このはなさくやひめのみこと」が出産した場所として伝えられていて安産や子授けの御利益があるとされています。
江戸時代から胎内巡りの洞窟として知られ富士山信仰の「富士講」の人たちの信仰の場所だったそうで、そんな昔の人もこの洞窟に入りお参りしていたと思うと不思議な気がします。
そして、なんか「ここは特別な場所」というものを強く感じました。パワースポットと言われるのも納得できました。
出口へは、またせまい通路を戻らなければいけません。
まさに探検家気分になります(笑
出口近くには石仏がもうひとつ祀られていてここは「父の胎内」とされている部分です。
洞窟を出るとバッグと手は泥でした。^^; 富士山の湧水が出る水道があるので、ここで手を洗います。
洞窟やパワースポットが好きな人にはおすすめです。
富士で有名な風穴や氷結とは違う信仰の場所なので、不思議な感覚に浸れます。安産、子授かりの御利益のようですが妊婦さんには洞窟は無理だと思いますので入り口の所での参拝になるかと思います。
「母の胎内」で水滴をハンカチにしみこませ、腹帯に入れておくと安産になるという言い伝えがあるそうで昔はそのためにお参りをする人も多かったそうです。そして子授かりの御利益が欲しい人もぜひ母の胎内へ行って見てくださいね。
そして、初蝙蝠穴(コウモリ穴)へ
なんだか本当に神秘的な空間に行ってきた余韻を感じつつ船津胎内樹型社をあとにして、蝙蝠穴(コウモリ穴)へむかいました。
こちらは別にパワースポットと言われている訳ではありませんが、氷穴も風穴も体験済みなのにコウモリ穴は未体験だったため行ってみたかったんです。
一般公開されるようになったのが平成10年と言うことなので、まだ知名度はそれほど高くないようです。
車のナビを設定したら何故か「コウモリ穴便所」しか出てこなくて「ま、いいかっ」とそのままにしてたら風穴の駐車場でした。
そばにある地図を確認するとコウモリ穴は違う場所、風穴から車で5分ほどの場所でした。
風穴の駐車場は観光バスが停まり観光客で賑わっていましたが、こちらはひっそり。。。だけど駐車場も整備されています。
車を降りて中へ進むと販売機でチケット購入でした。(料金等はこちらの記事に載せています)
販売機の前におじさんがいてチケットを買うとヘルメットを渡されました。「へ~ヘルメットかぶるんだ。。。」とちょっとワクワクしながら進みます。
こちらのコウモリ穴は入り口のゲートから青木ヶ原の樹海の中を少し歩きます。
遊歩道ができていて道には木くずが敷いてあり、銀杏の葉の道のようにきれいです。
のんびりと森林浴をしながら進むと、地味~な感じの洞窟の穴をみつけました。洞窟って他に人がいないとちょっぴり怖いような。。。
さっそく入っていくと思ったより広いスペースが。。。と思ったのもつかのま、急にせまい所が出現し、またしてもウサギ跳び姿勢で進みます。
ヘルメットを渡されたとき、落石があると危ないからかな?なんて漠然と思っていたのですが、この狭い通路で意味がわかりました。
頭ぶつけます。。。ヘルメットをかぶっているおかげで痛くないんですけど、けっこうぶつかってました。
くれぐれもヘルメットのベルトはキュッとしめておいて下さいね。
ぐらぐらすると、かなりうっとおしいです。(>_<)
そして、コウモリには。。。会えませんでした。いたのか。。。いなかったのかは不明です。^^;
船津胎内樹型社と初蝙蝠穴(コウモリ穴)まとめ
昔から洞窟が大好きなんですが、今回久しぶりに入ってみて、歳をとったせいか以外ときつく感じました。(>_<)何しろ二カ所ともウサギ跳び姿勢で進む場所があったせいかな?腰の悪い人は気をつけて下さいね。
そして歩きやすい靴と汚れが気にならない服装、鞄は体に密着させた方がいいです。ブラブラすると、つらいです。(笑
探検気分になれる洞窟を、ぜひ楽しんで下さいね。
wakaba