
剣道を始めるのに、どこで習うかはとっても重要です。それは他の習い事でも言えることだと思います。ただ、通える範囲も限られると思うのでいくつかピックアップしてその中から選ぶことになると思いますが、選ぶためのちょっとしたヒントになるようなお話しを書いてみようと思います。
子供が剣道を習う場所は、子供や親との相性は重要ですよね。
もしも剣道を続けていく事になると長いおつきあいになるし、実は移るのはあまり簡単ではありません。
やはり剣道は道のつくものですからしきたりなども残っていたりしますし、中に入ってみると地域の連盟等それほど広い世界ではありません。それだけ人と人の繋がりが重要と言うことが言えるかもしれません。
相性が合わない所で習ってもおたがいのためになりませんから、決める前に見学などをして、それぞれの方針などをよく理解したほうがいいと思います。
剣道を習うには、どんな教室や道場があるのか?
剣道を習う所の名称は、剣道教室、道場、剣友会、剣士会、○○警察少年団、○○館などいろいろです。
そしてその名称と内容は実は一律ではありません。つまり名称だけで活動内容は判断できません。
まず、中心となる指導者が一人決まっていて、その先生の教えや考えのもと運営されている所、この場合は先生の考えがすべての場合が多いですから、先生のお話しをよく聞くことで運営方針が見えてくると思います。
それは、ビジネスとして(つまりそれで食べている)とかボランティア(無報酬で)であろうと関係ありません。
それとは違い大人の会員が多数いて、一人の先生の方針で運営されているわけでは無く、だいたいの会の方針に基づいて運営され、すべての先生が同じように子供たちの指導をしてくれる所もあります。
そして大多数は、父母会などがあり、父母会のお手伝いの内容はもちろんそれぞれ違ってくるとは思いますので、そのあたりもよく確認した方が良いと思います。
ただ、こんな風に書くと「親の負担」といお話しになると思いますが、私の経験上感じたことは、子供の精神面の育成を唱えるような会費の少ない習い事や所属する団体(たとえばボーイスカウトやガールスカウト、サッカーやミニバスケットなど)は基本的に指導者もボランティアかボランティアに近い状態で指導している場合が多いので親がお手伝いをするのはあたりまえという考えでないと続けるのは難しいのかなと思います。
私はそれに気づいたとき子供たちの精神鍛錬は人まかせにはできないよと言われた気がしました。
それは、母親が仕事を持っているとか持っていないとかの事では無く気持ちの問題ですね。
仕事などで、できないことを強要される所はたぶんないと思いますから、「できない」ことは「できない」でも「できることがあればやります」というスタンスですね。
そんな風にネットワークを構築すると仕事を持つお母さん、仕事を持たないお母さん、それぞれが得意分野や都合のいい時間を作って助け合い自分ひとりでは大変な事もおたがいさまでフォローしあえるし、子供にもいい結果が生まれると思います。
人間関係は面倒なことも多いけど、努力して構築できれば子供に返ってくる物だと思います。
知っておいた方がいい、子供の剣道の試合について
なんの武道やスポーツでも同じだと思いますが、試合の多い所と少ない所があります。
やはり試合が多いところの方が熱心な活動がある場合が多いと思います。
もちろん試合数が多くても人数が多ければレギュラーに入るか入らないかで参加試合数も違ってきますが、活発な試合参加があるところは、そのままトップアスリートへの道をすすむ子供たちも出てきますから、「うちはのんびりでいいわ」とか「本人が能力を発揮した場合は、そのまま伸ばせる環境を用意してあげたい」など親の考えはそれぞれだと思います。
そのあたりも選び方のひとつとして考えておくといいかもしれません。
「剣道は、サッカーや野球と違ってプロがないから」とよく言われますが、確かにプロ野球やJリーグのようなものはありませんが、企業の剣道クラブもあるし警察にも「特練」と言う所に所属する方もいます。
どちらもプロチームとは違ってそれだけしているわけではありませんが、社会的に評価される環境はあります。
そして、剣道は有段という形がありますから(段をとるのをよしとしない所もあるようなのでこちらも確認した方がいいかも?)履歴書にも記入しやすいです(笑
剣道を習う道場や教室の選び方は?
それでは、実際自分の通える範囲にある道場や教室等を知りたい場合はどこで調べたらいいでしょうか?
基本的に剣道を教えているところは「剣道連盟」という所に登録されていると思いますから、剣道連盟の自分の通える地区の支部に問合せをして詳しい練習場所等を聞くのがいいと思います。
そして、もうひとつ「道場連盟」という物もあります。
こちらはすべての教室や道場が登録しているわけではありません。こちらに登録している所は試合数が多い所と判断していいと思います。最初から活発な試合参加がある所を希望している場合は、こちらだけ問合せをしてもいいと思います。
また、「試合数」の少ない所が希望の場合は「剣道連盟」へ問い合わせて候補を決めた後「道場連盟」で地区内の登録道場を聞いて、そこ以外の所で選ぶといいのではないかと思います。
全日本剣道連盟
http://www.kendo.or.jp/
全日本剣道道場連盟
http://zendoren.org/top/
子供の剣道教室・道場選び方 まとめ
何の習い事でも、自分のニーズとマッチしている教室やチームに入ることがベストだと思います。
ちょっと面倒でも入る前に、きちんとリサーチすることがいい出会いに繋がると思いますから、よかったらお試しください (^^)
wakaba